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遙かなる時空の中で3 Ultimate 有川将臣・絆の関ED感想

   ↑  2017/04/02 (日)  カテゴリー: 遙かなる時空の中で3 Ultimate

初プレイだったら驚愕と探究心でぐいぐい引っ張られるルートなんだけど
もうストーリーも素性もなにもかも知ってるしなーと、感動できるかなぁという懸念がありました。
でも、無印プレイ当時に好きなキャラが将臣とヒノエの二強だったため、最後にとっておきました。

もうあの当時のように感動できないかもしれない。二人が二人の世界にはいっていくのをすごーく客観的にみつめるだけかもしれない。あの獣の神子の望美さんがかなりしおらしく傷ついている。望美さんこんな女の子らしくなれるんだな。

とか、やっぱり一歩引いた立場で見守ってて、最後まで感動できないかもなぁとおもってました。
が、そうはさせないと立ちはだかったのが製作当時のルビーパーティーメンバー陣。ロミオとジュリエット的な悲劇的立場でのせつなさだけじゃなく、ふたりの過去の様子をしんみりと絶妙なタイミングでねじ込んできて、この会話は私の記憶に残っているのにどうしようもなく引き込まれて涙を流す羽目におちいっていました。
二人の立場が互いに知れて、どうあがいてもどうもできないと分かって、浜辺でばったり出会って、現代での平和な日常生活を振り返るシーンですよ。電車が来るまで浜辺で海を見ていた、とかいう会話。夕暮れの中のその情景が目に浮かぶようで、そしてそれが幸せな思い出だからこそ、現状との違いがぐっさぐさ胸に突き刺さりました。
あとは、物語冒頭を思い出させる、二人の手を掴むシーン。ここでねじ込むとはズルい。ここから望美の物語は始まり、そしてもう一度二人が引き裂かれようとしている。
「放して!将臣くんまで飲み込まれる前に――」
「放すかよ…
 もう、あの時みたいな後悔は――しない
 放さねぇ、今度は、絶対に!」

いくら将臣ルートを何度プレイしようとも、この盛り上がりには絶対にあらがえない。にくいです。

将臣は再会した時も飄々としてたし、望美よりも平家で、再会してはまたさよならをくりかえしたりして、
彼の本音がわかりづらかったけど、後悔してたんだな…とじんわりしました。
あと、望美と将臣の時々のハモりっぷりにも心がのりました。
将臣「始めよう
  俺は還内府――平重盛だ」
望美「私は源氏の…白龍の神子
  もう後には引けない!」

(将臣が敵として立ちはだかったシーン)

望美「ここであきらめたら駄目だ 全部無駄になっちゃう!
  私が源氏について戦った理由も…」
将臣「俺が平家で守ろうとしたものも…全部失う」
  そうはさせねぇ!」
望美「そんな風にはさせない!」


望美「私は――」
将臣「俺は――」
望美「荼吉尼天を倒す!」
将臣「荼吉尼天を倒す!」


このハモりよ。時に切なくときに勇ましく、かっこよくと、良かったです。

あと将臣ルートは譲がどうにも好きになります。
譲の好きな女はもう周知の事実です。譲、ダダ漏れだよ。
その好きな女と兄が結ばれるルートで譲はどんな気持ちなんだろうと考えるだけで胸が痛くなり、と同時に心が躍ってくるのも確かです。すまない譲。「これではまるで拷問だ!」の望美への深い愛情を知ってしまうと、今は譲はどんな気持ちなんだろうと推察するのがちょっぴり楽しいんだよ。二人の結末には、「分かってたよ」って横顔でいてそう。
春も夏も秋も冬も望美の姿を目で追っていた、深く重く一生モノの愛情だった。と同時に兄の存在も、彼にとって重要なものだった。実兄としてもそうだし、望美を想ったとき隣にいるといういわばライバルとしてもそうだった。
望美が自分を振り向いてくれるかわからず、ただ思いが募っていくだけだという苦しい心もちの中、兄は兄で自分勝手に生きて行っている。譲にとっては頭のいたい二人だっただろうなと思います。
彼は当然の様に源氏(望美)について将臣と戦ってたわけだけど、望美がつらいのと同じくらいに、譲だってあんまり表にださないけど彼なりの痛さがあったんだろうなと思います。だから、なにがなんだか荼吉尼天さまが大活躍してくれたおかげで、膨大に膨れ上がったこの流れが一つに収まってくれてほんとうに良かったです。望美と将臣だけじゃなく、譲のためにも。
「兄さんはいつも勝手に決めるんだな」
「それが俺だからな
 お前も、いい加減慣れろ」
「いい加減慣れたさ」

この「いい加減慣れたさ」の言い方が大好き。
そしていよいよ別れっていうときに、三パターンの表情を見せた後に
「…本当に、元気で」
この三パターンの表情に彼の気持ちが表現されており、本当に複雑ながらもライバルだったけど譲にとっては大事な兄なんだなって感じられて、すっごい譲が好きになった一瞬でした。

将臣ルートで譲愛を長々語ってんじゃない!って話だけど将臣ルートでしかみられない流れだからお許しいただきたい。

そして後日談は、惟盛の息子の突然の登場に、おおおうう??彼の話が延々と流されるのか!??というコレじゃない感が私の中でただよったけど、まぁ平家の裏話をぶちこんでくるなら将臣でしかないよな、まぁこれはこれで…という気持ちで見ました。
将臣と望美の日常をみたかったけど、まぁねぇ…。しかし望美さんの料理の腕は、譲の反応から察するに『壊滅的』とおもってたけど、後日談では料理をなさっていて、帝からはいい匂いだとか言われていました。人は成長するんですねぇ…。

あと将臣ルートながら、朔の存在も非常に良かったです。
ずっとそばで望美を見守ってくれて、手助けしてくれて、辛い時には寄り添ってくれていました。
望美「…聞かなくて、いいの?どこに行ってたとか、何をしてたとか」
朔「あなたが話したいなら聞くわ
  …でも、話したくないなら聞かないわ」

朔だって色々つらい想いしただろうに、なんて優しいんだろう。
最後の別れのシーンも、二人の深い友情がみられて、すごくすきです。


最後には平家も源氏も、また恨みが繰り返されないような処置で終わって、最後の最後にはみんなで見送ってくれてと、気持ちのいい終わり方でした。もう感動はしないかもなという懸念のもと始めたけど、やっぱり将臣ルートはいいな!王道って感じだなーそして終わり方もいい!と満足感でいっぱいです。
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