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金色のコルダ3 アナスカ天音学園~天宮静・珠玉ED~感想

   ↑  2014/10/09 (木)  カテゴリー: 金色のコルダ3AnotherSky feat.天音学園

乙女ゲームって基本的に、ゲーム面というより恋愛話を楽しむものが多いから
ライターさんの力量が結構ものを言うと思う。
魅力的なキャラクターや、シナリオの流れ、
イラストや萌えを楽しめる乙女ゲはたくさんあっても、
心に残る台詞や表現を問われれば、あれもこれもと思い浮かばない。
言葉一つ一つを噛みしめる価値がある台詞ってなかなか書けないんだと思う。

天宮√、頭をガツンと殴られた思いでした。
「こんな表現を使うか!」と暫く台詞を眺めて、感じ入ることができて幸せでした。
まぁ、普通の人はすぐポンとあんな表現出ないだろうから現実的ではないともおもえますが
どこか普通とは違う天宮だから自然に聞こえ、詩的な表現だなぁと胸に染み入りました。

そしてまたヤツの所為で私の心はパリーン状態です。
別に攻略してるわけじゃなくて、怒りのパリーンです。(※ヤツ:天宮ではない)
天宮は、共通ルートではトンデモ発言で笑わせてくれたけど、本人ルートだと胸が痛かったです。
そして宮野がすごくよかった!
いい演技してました。

響也もだったけど天宮も、音楽を好きだからこその苦しみや葛藤が胸に痛いくらい伝わってきました。
見てて心を打たれる。その想いにこっちまで力が入る。
彼らの愛す音楽って、そんなにもいいものなのか…と思ったし
実際に奏でられる曲も多彩で、思わず最後まで聞き入ってしまう。
コルダを企画した人は本当に音楽が好きなんだなと、その愛情を強く感じられます。
愛のある作品ってとってもいい!!


以下ネタバレ含む感想なのでたたみます。


++


スタッフの望む通り(?)アレクセイに怒りが爆発しまくっていて、
あの金髪野郎絶対に許さん!!とメラメラ燃えていたら、あれ…?と戸惑うイベントがあり
すっきり憎むことが出来なくてもやもやしています(笑)。
ああもう、クソ憎たらしいキャラつくるなぁ、ネオロマ。
憎むに憎めない、かといって許せもしない。ネオロマらしいと思います。

身寄りのない天宮にはアレクセイがすべてだった。
アレクセイはそれを知りつつ、途中でやってきた冥加を『お気に入り』に鞍替えした。
天宮を置いて冥加をつれ、海外に飛び立った。
集められた子供達もいなくなり、天宮だけがリラの家に残り、一人で過ごしていた。
そこに冥加からパーツになれと声がかかり、横浜へ行き、
アレクセイから言われていた天宮に足りない『恋』を自分なりに捜していた。
そしてようやっと見つかり、明らかに天宮の音が変化したら突然現れて一緒に来いと言われる。

天宮の人生アレクセイに振り回され過ぎ。
天宮が人形のように育ったのはアレクセイの所為でもあるんじゃないかな。
愛情たっぷり育てれば少しは普通になったんじゃないかな。
「君の音には恋が足りない」とか言って見捨てたかと思いきや、恋を見つけたら自分の言いなりにしようとする。
天宮が「恋」を手に入れればいい、その「恋」自体はどうでもいい、自分が作る音楽のパーツになれ。
お前には人間の心がないのか!?と問いかけたい。

でも、あれが彼なりの育て方だったのかもしれない。
結果的に響也にしろ天宮にしろ、アレクセイの強引な言動によって音楽的才能は大きく開花したから。
あの人のやり方って、その人の拠り所を奪いつくして、その境遇に甘んじるか、それとも一歩踏み出すかと
究極の選択をさせるものだとおもう。
すごい鞭、鞭、鞭…。
なんの権利があってこんなことするんだと、プレイヤーが心の底からイラつくほどの鞭でした。
絶対に許せない…と思っていたら、最後は天宮の巣立ちを待ってたようにも感じられ…くそ、なんなんだアイツ…。

天宮のピアノを聴いた星奏の子たちの会話。
よかったけど次も聞きに行こうとは思わない。如月(律)のだったら絶対に行きたい。
これを天宮が耳にしても、ずっと穏やかな表情のままで、
自分の演奏は熱狂を生まない。愛されもしなければ嫌われもしないと、
淡々と他人事のように分析していてる姿が見ていてつらかった。
素直に悔しく感じてくれてた方がまだマシです。
何も感じないんだろうか、どんだけ心が麻痺しちゃってるんだと痛々しかった。

アレクセイを恨んでないのかときけば相変わらず穏やかな口調で
「恨み言の一つや二つ言っても許されるかな」
アレクセイを奪った冥加を憎く思わないのかときいてみたら
「憎むには遠すぎた」
両親はいない、姉が一人いるらしい、よくわからない
もしかしたら自分が知らないだけで全員生きているかもしれない。
そう微笑んで話す天宮をみてたら、何でこの人はこんなことになってるんだろうと辛かったです。

最初天宮がかなでちゃんと話していても、彼の心には全く波風が立たなかったというのに
徐々に心を通わせた結果、変化が見て取れ、随分変わったなぁと感じたのが風邪ひき電話イベント。
本当は体がつらいけど言い出せず、とにかくかなでと話してたかった。
体がつらいと言えなかったのは
「もし話して、それで『お大事に』って電話を切られたら何かが壊れてしまいそうで」
このすっごい細かな心の描き方が大好き。

好きと言えば、もうこれは…と噛みしめるようにして味わったのがアレクセイとの決別シーン。
「もろい翼でもただ風に流されるんじゃなく、羽ばたく事が出来るなら…
 飛べるかもしれない。それが、どれほど暗い空であっても」

記事の最初の方に言ってた詩的な表現ってこれです。
この言葉の選び方に打ち震えるくらいに感じ入りました。
中の人の演技もまた極上だった。
「小日向さん…小日向さん…小日向さん…!」
頃から感動の波が荒れ狂い、決別、そして上の台詞。
かなでの行動に突き動かされ、天宮がとうとう自分の殻をぶち破ったという感動もあって
…たまらなかったです。

無印での『激情を知る』
「小日向さん…僕を許してくれなくていい
 どんなに怒ってもいいから…
 僕を…嫌いにならないで」
この宮野の演技にも揺さぶられましたけど
天音でもあった…。これまたとてもよかった。
「誰に憎まれてもいい。でも、君にだけは…嫌われるのが怖い……
 君だけは、嫌われたくない…!」
宮野の名演である。この感情が天宮のかなでに対する神髄なんだろうな。

中の人と言えば、最初は淡々と感情の起伏のない天宮だったのに
かなでちゃんと仲良くなるにつれ徐々に声に彩りが溢れていくのが素晴らしかったです。
最後の方なんか、一瞬誰かと思うくらい輝いてた(笑)。

それにしても出会いの紙飛行機イベントが天宮ルートの主軸になるとは思わなかったです。
天宮をなぞらえた、無印では温室の中でしか咲かない薔薇が、AS天音では紙飛行機になってた。
だから、温室の中で紙飛行機飛ばしあいっこイベントで
天宮の飛ばした紙飛行機がガラスにこつんと当たっておちていった時の「やべぇ!!」感は凄かった(笑)。
突風のないガラスの中では無事に飛ぶ事が出来ても、ガラスの外には出られない…

でもエピローグの台詞がすべてを持って行き、浄化してくれたと思います。
「安全で、風もなくいつも穏やかな僕の世界。
 その上に、こんなに晴れ渡る空が広がってるなんて知らなかった」

まさに天宮の事を言い当てている。しかも素敵な表現で。

天宮が救われて、解放されて、ああよかったなぁ!!と胸がいっぱいになりました。
ここまで来たらかなでちゃん最後まで添い遂げないといけないな。
ここまでイベント発生させといて最後別キャラ選んだらひどいってもんじゃない(笑)。
今度こそ天宮が打ち砕かれてしまう。

しかし家族についてアナスカで明かされるかなと思ったけど、何もわからずじまいだった。
姉って、もしや御影さんかとも思ったけど全然分からないままだった。
天宮が下げてるロザリオは、どうやら近しい人から知らないうちに貰ったものらしいけど。
逆注目でわかるかなぁ。
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