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『犬神家の一族』と『華ヤカ哉、我ガ一族』

   ↑  2015/08/01 (土)  カテゴリー: いろいろ

数年ぶりに小説『犬神家の一族』が手元に帰ってきたので読み返したらすっごい華ヤカを思い出した。
華ヤカライターの高木氏は犬神家をモチーフとしたのかなぁ。

一代で巨万の富を築いた当主。
事業を継ぐのは兄弟のうち誰か。
次期当主決定までに期間が定められている。
兄弟の母親は全員違う。
当主は正妻を持たない。妻や孫(息子)に愛情を持っているようにみえない。
物語の陰で暗躍する人物(敵のような人物)は、当主の血を継いでいた。
その敵のような人物は一族に強い恨みを抱いている。
母と子の繋がりも物語に大きく絡む。


すげー似てる…。
犬神家をすべて読み終われば、佐兵衛には妻や子に愛情をもたないようにする理由があったとわかったけど。
華ヤカの当主はただ争いが見たかっただけと外道つーか…人生退屈なんかなぁと思った覚えが。



それで犬神家(大変有名な話なので今更ネタバレも何もないと思うけどネタバレしてます一応)。

私は鳥頭なのでどういう事件だったっけ…とほとんど忘れてたけど
読んでるうちに段々よみがえってきて、犯人もトリックも思い出してもそれでも!面白かった…。
珠代が佐清を偽物だと疑っている。復員風の男は実は佐清として最初から読んでると
珠代の言いたかったこと、思っている事、佐清が佐智から珠代を救った時の置手紙。
なんかがそれぞれの心情を想像させてくれてよかった。
話自体も面白いんだけどどうも珠代と佐清を追いかけてみてしまって、
お互いを想う気持ちがちらっと覗いた時にニヤニヤできて好きですこの小説。

佐武と佐智が何か残念なのに対し、佐清さん完璧だよなぁ。
珠代の金時計毎回直してくれたり、顔も美しいとか、いう事がない。
珠代が佐清の事を恋い慕っているのは分かるけど、対して佐清はどうなんだろう。
子供自分の話によれば可愛がってはいるようだけどそれは、現在は恋愛に至るものなのだろうか。
という疑問がずっとあったので
珠代が復員風の男に襲われて悲鳴を上げた時、あれは珠代の声だというなり裸足でかけて行ったり
佐智から救っただけではなく純潔を保証し安心させようと置手紙まで残した。
自分が犯人と知らしめるために珠代を殺害しようとした後、佐清として珠代と再会した。
暫く見詰め合って、すすり泣くように喉を鳴らして顔をそらした、とかあって。
大事には思ってるんだろうなぁと勝手ながら察してました。
母や兄弟の死、そして小夜子の発狂の疑い、菊乃さんは救われないまま
色々残るけれども一応ハッピーエンドに終わってよかったなぁとほっとした。

個人的に松子さん好きだな。
最後の種明かし中に一人でぷかぷか煙管をすって、
すべてが落ち着いたと知ったら第一の殺人と同じ手法で自分が死ぬっていう。
潔いまでの息子への強い愛情。
自分の父親が母も自分も愛そうとしないという境遇で育ち、似たような自分達母子が他に二組もいる。
となったらねじまがるわ…。だからって佐兵衛翁が一概に悪いともいえないけども。
静馬が素性をばらしたときの松子さんは、そりゃそうなりますわと思った。
今まで最愛の息子のふりしていて、更には松子を脅し佐清のかわりに全財産を継ごうとする。
息子の為に殺人おかした松子さんがそんな言葉で静馬を見逃すはずがない。甘いわ静馬とおもう。
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