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戦場の円舞曲~アベル・ラスティン・パシュ~感想

   ↑  2014/12/03 (水)  カテゴリー: 戦場の円舞曲
戦場の円舞曲、アベルとラスティンとパシュをクリアしました。

これ、アマゾンのレビューで評価いいですね。
私は三人を終えた時点ではそんな手放しに誉められない出来だなと感じました。
多分、プリンセス・アーサーが個人的にすごく面白かったのでハードル上げ過ぎたんだろうとおもいます。
クソゲーとして最初からとらえていれば(※これは決してクソゲーではない)、
あれ、意外に面白いなこれ!とするするはまっていけたのかなと思います。

オリジナルの世界観、設定を頑張って描いてらっしゃった。
魔剣の伝説やら、色んな種族が入り乱れている地域だとか、都市を魔法の結界で守っているとか魅力的なモノはあった。
でもなんていうか、世界観や設定を描くことに力を入れ過ぎて、
共通ルートでのキャラの魅力表現やらキャラと主人公の絡みがあっさりしすぎてると思いました。

共通ルートでは魔剣を手に入れたランの、魔剣についての葛藤、ここに居てもいいのかという不安、
ランを拒絶した母親との和解、そんなのがキャラ紹介のようなイベントも交え描かれていました。
その中の一つに、罠に引っ掛かったランを攻略キャラ複数と友人が助けに来てくれて
一緒に帰ろうと言われ、ランがその言葉に感極まって泣いちゃうものがあるんですが。
見ている私…全然感情移入できず無言…。
いやだって、この人たちそんなに仲良かったっけと思って。
確かにランを交えて森を視察したり、他国観光イベントとか、野外授業的なものがあったりしたけど
そのどれも、ごくごくあっさりしたもので、
仲良くなったと言っても、顔見れば挨拶をする位の関係のようなものに感じました。
だから突然こんな一致団結してランを助けに来られ、仲間!!みたいなテンションのスチルを見せつけれても
そのノリに全然ついていけず、「ここで泣くべきらしい…しかし涙がでてこない」と置いてけぼりにされたわけです。

攻略キャラの一人であるパシュが何か悩みを抱えているようなんですが、
皆「そうらしいねぇ…心配だね」程度だし、皆国を守りたいとかいう共通の絶対的な意思があるわけでもなく
彼らの目的はほとんど”強くなること”みたいでした。
なので『みんな良い仲間!』っていう印象は正直持てないです。
それぞれ別の方を向いてるなとおもいます。

共通ルートは世界観や設定を表すことに全力だからか、話が平坦で魅力がないと感じました。
魔剣も全然出てこなくなるし、一少女がこの世界でどう思いどう行動するか、を眺めていた印象です。
この先どうなるのかなと気になる話ではあるけど、
身を乗り出して「次!次!次!!」とプリアサの時に感じたようなわくわく感はありませんでした。
逆にコイツらバカだと笑えるんならそれで楽しいんですが、そんな馬鹿なノリもないし
真面目にコツコツ描いていて、その真面目な内容に今一つ魅力がない。
そして盛り上がりに欠けるんですよね。
ライターさんは盛り上げよう盛り上げようと、文字からその気持ちがにじみ出ているけど
キャラとの絡みは薄いしそこまでキャラに魅力を感じないしで入り込めていないから
場面を盛り上げている文字を追っていても、どうも心に響いてこなかったです。

そんな中フラグをたて、突入したアベル√。

以下、アベル、ラスティン、パシュの感想です。
++

■アベル■

共通ルートでのアベルは、とにかくニルヴァーナの中で一番強い。
そしてグサグサ心に突き刺さる物言いはするけど、
実は言葉がきついだけでその人の為になることを言っている。
ちょっとコミュ障の気があるみたいだが指摘すると全力で違う!!と拒否られる、ちょっと面白い人といった印象。

彼の照れ顔を見た時の私の反応、爆笑。
いや、いつも取り澄ましている人が挙動不審のような顔で赤面をしていて、
そのギャップにカワイイ!ていうよりも何だその顔!っていう笑いが大きかったです。
照れ顔って、割と普通の立ち絵の頬を、ほんのり染めさせておいた方がよさそうなんですけどね。
漫画のように頬に線をあんなにいっぱい描かんでもと思いました。

気付いたら二人は想いあっていました。
ランに思いを告げたアベルが、想いが爆発したみたいに何度もキスをしていて
多分ここできゅんとするところなんでしょうが、何でこんなに想われているんだろう
彼にここまで激しくランを想わせるイベントあったっけと、ぽかーんとしました。

そもそも私、ランに魅力を感じないのでアベルの激情についていけなかったです。
ランはいい子だなとは思いますが、ランのこういうところが好き!とプレイヤーに思わせるところがない。
当たり障りのないいい子って印象です。
アベルの実は優しいという所を見抜き、強くなろうと頑張る子であればランでなくともよかったような…。
ランこそ俺の運命の女!!ランが欲しい!!っていうテンションで、激しいなぁと冷静に眺めていました。
まあそんなわけでアベル√中盤で相思相愛に。
それからアベルは実は敵国ロムアの王子であることが判明し、
ということはニルヴァーナのスパイじゃないかって疑いがかかるがアベルの想いは…という話でした。
アベルの正体がわかる前、パシュがアベルになら背中を預けられる!と言い出した。
少し交流したくらいでなんでそこまで信用してるんだろうと疑問に思いました。
アベルの正体がわかり、信じてたのにお前!っていう伏線だったけど。

母親の事もあり、父親を憎んでいたアベルが一体どうケリをつけるか。
途中アベルから、お前はロムアの王を憎んでいないのか!とか肩を揺さぶられたり、
アベルの両親は本当は愛し合ってたんじゃないのかと指摘すると
うるさい!と口をふさぐためのキスをしたのに爆笑したり(しそうだなと思ったので)しつつ、
アベルの葛藤を見守る役…ラン。
ちなみに魔剣は全く活躍しなかった。

魔剣はというと、出てきたと思ったら魔力がなくなってるからもうすぐ消えるみたいと言われてぽかーんでした。
共通ルートで魂に絡みついてるからランが死ぬまで離れられないとか言ってなかったっけ…そんな理由で消えるとかアリ?
で、魔剣のヴィルヘルムと離れるのはさみしいと悲しがるランに、私は全然ついていけ(以下略
だってヴィルヘルムほとんど出てこなかったし、そんな愛着もつようなイベントなかったですし。
多分ここも泣くシーンだろうなと思いつつ消えてなくなったヴィルヘルムさんをお見送りしました。

アベルがロムアの王つまり父親を倒した。でもランの願いをいれて殺さなかった!
そしたら次の瞬間アベルが自身をロムアの王と名乗り、和平を申し入れる!とか叫びだして
え、あんなにロムアを憎んでたのに王になるの!?と吃驚。
それがまぁベストっちゃベストだけどそこまで考えてたのは知らなかったよ。
吃驚しているうちに、お前は未来の妃だ的なことをランにささやき
アベルにとって敵ばっかりのロムアで王と王妃になるとか、苦難多そうだなあと思ったところで完。

アベルで一番ときめいたところ。
ランのルナリアの花語りに「はいはい」ってあきれたように言ったところ。
熟年カップルのようだった。
あとは、ほとんどついていけず入り込めない内に物語が終わりました。

プリンセス・アーサーが大好きだったから本当に私がおかしいんじゃないのかと、
シナリオをマジ読みしていなかったんじゃないのか、だからついていけないんじゃないのかと思ったけど
どうにもリアリティを感じられずその空気を肌身に感じられず、
この人今こういう気持ちなのかーと傍観者に留まりました。
なんでだろうなあ。


■ラスティン■

軽~い男と思いきや、実は義に厚い人だった。
出会いがしらに花束を渡すという軽さがあるなら、ほかの女の子にもこんな甘い台詞吐きまくってて
だんだんランに夢中になっていくといったある意味王道な過程を描いた方が、
あのタラシがどうデレていくんだろうとわくわくする気がします。

ラスティンは別の女といちゃいちゃするわけでもなく、夜な夜な遊び歩いているらしいといううわさのみがあった。
しかし実は義賊団の頭をしていた、そしていつの間にか相思相愛になっていた…。
ラスティンこそ、ランのどこに惹かれたのかが皆目わからなかったなぁ。

まず義賊団の一員になりたいといったランの衝動が疑問でした。
ランってこういう子だったっけ。いや、共通ルートで”憧れる”的な選択肢選んだけども、ラスティン√入るために。
でも頑張り屋さんなのは感じてたけど、こんな危険なことに親友にすら内緒にして飛び込む子だったかなぁと。
女子禁制だって宣言してたくせに、受け入れたラスティンもラスティンだと思いました。
何の為に入れたの?なんのために入ったの?
学校にラスティンの秘密を知る人が一人くらいいた方がいいとギードは言ってたけど
知ってて、たまに口裏合わせるだけでいいじゃん、別に入る必要なくない?と思いました。
普段ちゃらちゃらしてるからこそ、男の仕事に女は立ち入るな精神を頑として貫いてほしかったです。
だからそんなランに惹かれるラスティンがわからなかった。
男の職場にくっついてくる女…まぁ頑張ってますが、そんな子にますます惚れるもんかなぁ。
一度はダメだってはねつけたのに、それでも結局はいることになった女ですよ。あんまりいい印象じゃなくないかな。

何だかんだでランとユリアナがさらわれ、ラスティンのお兄さん登場。
お兄さんがユリアナにランを殺せと命じるわけですが、ユリアナは嫌がってた。
ここもランとユリアナの熱い友情に泣かなきゃいけないんだろうなと思いましたが、
ユリアナはちょっと仲のいいクラスメイトっていう印象しかないので、二人の悲痛な思いについていけなかった。
二人が刃を合わせるシーンも、コンっと軽くぶつけただけのような動きのなさでちょっと目を見張りました。
ラスティンが助けに来てくれてギャーって感動するところなんだろうけど、うーん…。
きれいなスチルだなとは思いますが。

私がラスティン√で一番驚いたのが、兄との決着をつけるために義賊団の仲間と共にラスティンが国に戻って
さあ決着つけるぞ!と戦いだした所にパシュがおり、ユリアナがおり、アサカがいたことです。
なんでいるの、立ち絵間違い?と思ったけど普通にしゃべりだした。
<ラスティンは実は義賊団のお頭でした!>
パシュ「はっ!マジで!?」
ユリアナ「ええええええ!!?」
とか、そういう反応全然みてないんですけど。そこ面白いシーンじゃん!描くべきシーンじゃん!!
ああもう惜しい。なんでこうすべてが惜しいんだろうともやもやしつつ、
ラスティンは次期王様だってよ!!それまでニルヴァーナでエンジョイしようぜ!義賊団も継続!ランも一員のままだぜ!
~END~
義賊団にラン所属ってのは、彼女の男装描きたいだけじゃないんかいと思いました。
いる必要あるのかな。女って仲間にバレてるのに。
そこは身を引いた方がよかったよラン。
しかもいただけないのが、仲間が不在といってもアジトで二人がいっちゃいちゃしてることでした。
そこは学校の空き部屋かどっかでやれよ!と。
本来女子禁制だったんですよね、いくら頭だからといって、そこらへんきっちりした方がかっこええわ。

まぁ最後のスチルはアベルもラスティンもべらぼうに美しいんですけどね。
何が起こったのか!気合の入れ方がまるっきり違う!というレベルで美しいんですけどね。男サイドが特に。

ラスティンの好きな所。
だらだらっとしてるのに「は~い」と聞き分けがいいところ。というかあの「は~い」が好きです。

ラスティンにムカついたところ。
ランの今の気持ち(ラスティンがすき)を言えたらご褒美あげるっていう台詞。

ラスティンの中の人、加藤和樹さんは声優さんじゃないので演技がちょっと不安定でした。
声質はとってもいいとおもいます。平常運転のときは特に問題ないです。
でも感情があらわになった時がまだまだ甘いかなと、演技にズコーっとなるところもありました。
このシーンもっと上手かったら感動してたかもしれないのに残念って思うところもあった。
もしも今後ゲームにでるのなら腕を磨いてきていただきたいです。惜しい!でも声は好きですよ。


■パシュ■

戦場の円舞曲で初めて「楽しい!!!」って気持ちが沸き起こった√でした。
そうだ私は楽しさというものを忘れていた、乙女ゲームとは楽しくてきゅんきゅんする代物だった!

何がそんなに楽しかったのかといえば、ランの下着姿をみたパシュの反応。
すっごい動揺の挙句「馬鹿!!!!」ってランに言い放ったのに大爆笑しました。
馬鹿っていいたいのはランだろうに、まさかみた相手に言われるなんて夢にも思ってなかった。

照れまくっているパシュに、下着姿を見られたランが気にしてないと、大丈夫だと声をかける新しい展開。
たのしいな~。こういうバカみたいな展開ににこにこするのを求めてたんだよ!

パシュが女嫌いなのは、自分の国の女性たちが荒っぽいからだったみたいです。
で、優しい女の子のランにこんな子もいるんだ…と惹かれていった模様。
パシュの絶叫告白好きです。
これ!乙女ゲはこのときめきが必要なんだよ!!初々しいなあ面白いなあ。
「ロムアに勝ったらキスさせてください!」そこは叫ばんでも、でもそこが楽しい。
前借りOKだよとランが言ってすぐしちゃうんでそこはがっくりしましたが。

パシュの一族には、精霊の加護が認められないと一人前の戦士ではないという特殊な掟がありました。
ずっと精霊の加護が得られず、パシュがどんどん落ち込み自暴自棄になったりして、
パシュの一族やイグニスがもうパシュはダメかもしれないと結構厳しく言ってて、
この人たちはそれでいいのか、パシュがダメだとわかれば切り替えられるのかとずっと思ってたから
パシュが精霊の加護を得られた時の彼らの喜びよう。あのスチルみたらもうだーっとうれし泣きしました。
そりゃそうですよね、家族だもん。ずっとずっとパシュが一人前になることを願ってたはずですよね。
イグニスは家族じゃないけどパシュの姉のようでもあり母のようでもあったから、彼女も喜んでるのがうれしかった。
なによりイグニスのあの台詞にほろっときたから。
その台詞はレオニダス教官は本当はパシュたちと一緒に逃げられた、でもそうしなかったのは
「イゴールの精鋭部隊の頭数を一人でも減らそうとしたんだよ!」
感情が爆発したその言い方に心揺さぶられました。やっぱり演技って大事だな。

レオニダス教官の犠牲は、これも以前攻略した二人や共通ルートと同様、
そんなに彼と絆を感じずどうにも入り込めなかったので、死んでしまったのか…という程度でした。
ただ、パシュが最後に自分の将来を語る時、それってレオニダスと同じだなとじわっときました。

魔剣とラン、精霊の加護とパシュ、似た境遇でうじうじな二人が一緒に殻を破って成長したという流れでした。
パシュの描いた紋章とランの魔剣の光が丁度一致していて、ランが剣を振り下ろすスチルはよかったです。
ラスティンルートの、ランとユリアナの刃コンッのスチルにがっくりきてたけど
迫力あるのも描けるんですねすみませんでした。

パシュは想いが通じ合ってからは「あんた」じゃなくて「ラン」と言ってほしかったですね。
すっごく温かいことを言われていても、あんたあんたと連呼されたらなんか引っ掛かる。
そこはランでいいじゃん、いい台詞は総じてランでいいじゃん!!
収録あったりして大変かもしれないけどそこは頑張ろうオトメイト!


~~三人を攻略して魔剣について~~
アベルルートでは特に何もせず消えてしまった。
ラスティンルートではラスティン兄についたモヤモヤを斬って消えた。
パシュルートではイゴールとの戦いのときに力の片りんをみせ、ランを全回復して消滅。
その時々によってなんにでも変えられる都合のいいアイテムだなと思います。
魂に絡みついてるからランが死ぬまで一緒といっていたのに、魔力が弱まってきたから消えるとか。
そりゃ好きな男が出来て添い遂げたいというのに魔剣つきだったら
あんな時もこんな時も気がやすまらないんじゃないのかと思っていたのに、都合よくルート入ったら消える。
そもそも魔剣そんな活躍しないですしね…ホント魅力が惜しい。

~~イラストについて~~
綺麗です。
ただ「なんという構図!」だとか「その指使いなに!?」とかときめきで食い入るように見るものがない、かなぁ。
プリンセス・アーサーの方が表情豊かだし、全体的に色気があってよかったです。
戦場の円舞曲は綺麗なんだけど、心に響かないかなと。個人的に。
プリアサのランスロットのアルの髪を指に絡めて幸せそうに微笑んでるシーンとか好きだったなぁ。
ああいう、指を絡めるとか人の触り方とか表情とか、端々に出ている色気ってのが足りないかなとおもいます。
ただアベルとラスティンのエピローグスチルだけはやたらと気合いが入っていますね。


次はこのゲームをはじめ、一通りの攻略キャラに出会い一番興味を引かれたティファレトにいきます。
きたーー!!やっときたーー!!!
現時点でティファレトに興味津々で心をがっちりつかまれているから
上記三人よりは物語に入り込めるのではないかと期待しています。
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2014/12/03 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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